東京都選挙管理委員会は20日、主に都内で活動する政党や政治団体の2013年分の政治資金収支報告書を公表した。報告書を提出した3969団体の収入総額は148億4千万円で12年より3.7%増加。支出総額は149億200万円で12年より11.2%増えた。
13年には都議選があり、各団体が資金集めに力を入れる一方、選挙に関連して支出も膨らんだとみられる。
収入の内訳は「寄付」が最も多く、63億3千万円。「政党の本部支部交付金」(46億7900万円)、政治資金パーティーなどの「事業収入」(18億3100万円)が続いた。
政治資金パーティーなどを開いたのは124団体で12年より6団体増え、収入は19.3%増の11億2300万円だった。
支出の内訳は、事務所費や人件費などの経常経費が前年比4.5%増の48億1700万円。政治資金パーティー開催費用などの事業費が29.6%増の26億7600万円だった。
政党別の収入額(政党支部の合計)は共産党が34億7300万円で最多。自民党32億8300万円、公明党17億3500万円、民主党6億8600万円、みんなの党1億6700万円、日本維新の会8200万円、社民党5800万円、生活の党4900万円だった。
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