日経新聞 「3万5000円払ってまでアップルウオッチ買う理由ってあるの?信者以外誰が買うんだよこれ」

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1 マシンガンチョップ(愛知県)@転載は禁止

驚きの軽さアップルウオッチ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK10H01_Q4A910C1000000/?dg=1
「iPhone6」と腕時計型ウエアラブル端末「アップルウオッチ」を現地で触ってみた。

「iPhone6(4.7インチ画面)」と「iPhone6プラス(5.5インチ画面)」の全体的な質感は背面のアルミの素材感や
丸みを帯びた隅の感触が「iPadミニ」に非常に近い。前モデルよりさらに0.7ミリ以上薄くなり、大きくなっても
持ちにくさはあまり感じさせない。

5.5インチの方は男性でも片手では画面の上半分には指が届かない。アップルはホームボタンに本当に軽く
2回触れるだけで、画面の上半分が親指の届く位置に下りてくる機能をつけた。非常に反応がよく、誤操作が
少ない印象で、アップルらしく細かいところで使いやすい仕上がりになっている。

アップルウオッチの方は、金属を使っているが、見た目よりもはるかに軽く、つけた感触がかなり自然だ。
一方で男性ものの時計にあるような重厚感は全くないため印象はやや中性的。デザインにうるさいアップルらしく、
縁の金属の丸みやバンドの素材にもこだわったところが、既存のウエアラブル製品との大きな違いだろう。

使いやすさを高めるため、編み出した時計のネジをつかった画面のズーム操作は他社が思いつかなかった視点。
ボタンの表示もシンプルで大きく、腕時計型端末の小さい画面を操作する時のいらだちは軽減されている。

ただ、発売までまだ3カ月以上あることもあり、ソフトはまだそろっていない。通話、メッセージ、時刻や予定の通知、
心拍数など健康記録の取得などが主な機能で、先行していたグーグル陣営とそれほど大きな違いは今のところない。

「おサイフケータイ」のように決済端末に近づけて使うこともでき、手書きのメッセージの送信もできるのは便利
ではあるが、349ドル(約3万5000円)以上を使って買う理由としてはやや弱いだろう。運動の記録をする端末で
ありながらiPhone同様に水には弱く、生活防水程度の耐性しかない。

iiPhoneの利用者でカジュアルな時計が欲しいが、安っぽいデザインは嫌だという中間層を中心に一定の需要は
あるだろう。ただ、ソフトの点で、現時点ではアップルファン以外にも爆発的に広がるようなヒットは難しいかもしれない。