日本、豪へ潜水艦10隻を1兆9600億円で輸出へ合意間近
豪が潜水艦購入間近か―日本、戦後初の武器輸出に 2014年9月8日 21:37
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052970204707704580141643283765392 【キャンベラ】オーストラリアが日本から潜水艦最大10隻を購入する可能性が高まっている。
契約額は200億オーストラリアドル(約1兆9600億円)前後。
契約が成立すれば、日本にとっては第2次世界大戦後初めての武器の輸出となる。
オーストラリア国防省の複数の上級幹部は、年内の契約が見込まれると話した。
ただオーストラリアが安全保障面で日本に頼る動きは、域内の緊張を高める恐れもある。
中国と、日本を含めた周辺国との関係が良好でないためだ。
オーストラリア国内の反発を招く可能性もある。
現政権は昨年の選挙公約で、造船業支援のため新たな潜水艦を国内で建造する方針を掲げていた。
アボット首相は8日、製造業を支援する意向に変わりはないとしながらも、
国家安全保障を犠牲にすることはできないと述べた。
首相は記者団に対し「最も重要なのはオーストラリアの納税者にとって
最良かつ最も能力の高い潜水艦を、合理的な価格で調達することだ」と語り、
「われわれは工業政策ではなく防衛面の必要性に基づき判断を下すべきだ」と説明した。
オーストラリアが潜水艦の購入を必要と考えている背景には、広大な海上国境の防衛がある。
また海上の交通路を守ることは原材料の輸出に不可欠であり、世界最大級の
海洋油田・ガス田の巡視も必要だ。
「そうりゅう型」と呼ばれる日本の最新鋭潜水艦は、世...