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http://www.topics.or.jp/localNews/news/2014/07/2014_14048817117877.html うどんに魅了、料理人目指す イタリア人が徳島市で弟子入り 2014/7/9 14:04
http://www.topics.or.jp/data/t_local_news/news/2014/07/200_ZllII44q.jpg 徳島市内の手打ちうどん店で、イタリア人男性のマウロ・サラディーニさん(47)=同市末広1=が
修業を積んでいる。夢は、欧州で日本料理の店を開くこと。ほれ込んだ日本の味に近づくため、麺を打つ手に力を込めている。
サラディーニさんは20年余り前に豪州を旅行中、日本人の家庭でホームステイしたのをきっかけに
日本に興味を抱き、「日本語を勉強したい」と約20年前に来日した。
4年前に医師の丸山恵子さん(37)と結婚し、恵子さんの勤務の都合で昨年1月に徳島へ移住。
もともと日本食への好奇心が旺盛で、「四国といえばうどん」と、県内各地を食べ歩くうちに、同市住吉5のうどん店「さぬきや」の常連となった。
3日に1度は通っていたところ、うどんづくりを学びたいとの思いが募り、昨年11月、
店を営む日下博子さん(67)と長男の裕二さん(47)に「修業させてほしい」と直談判。「心意気が気に入った」と快諾された。
以来、週に2日、開店の3時間前から仕込みや麺打ちをしており、裕二さんは
「器用でのみ込みが早い」と目を細める。流ちょうな日本語で接客もこなし、常連客と冗談を言い合うなどすっかり店に溶け込んでいる。
将来は、双子の弟が住むオランダ・アムステルダムでうどんをメーンにした日本料理店を開きたいと思い描く。
「いつまで徳島にいられるか分からないが、技術をしっかり体に染み込ませたい」と意気込んでいる。
【写真説明】うどんの麺打ちに励むサラディーニさん=徳島市住吉5の「さぬきや」