県議会でも問題視…兵庫・淡路島は“パソナ島”になっていた
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/150888 県や市から予算と土地
ASKA事件をキッカケに政官との癒着が次々と発覚しているパソナだが、
兵庫県「淡路島」が「パソナ島」になっていることをご存じだろうか。
次々できるパソナグループの施設で島が埋め尽くされる勢いなのだ。
(中略)
■不透明な関係が県議会でも問題に
まあ、淡路島はどこもかしこもパソナ、パソナなのだが、
問題は施設の一部の土地が市からの無償譲渡であることだ。
さらに、パソナグループは「農業人材育成事業」として11年度に4億800万円、
「淡路島6次産業人材育成事業」として12年度に1億5400万円の予算を兵庫県から受け取っている。
県は「企画提案コンペを経て適切に選定しました」(しごと支援課)と説明するが、
「淡路島とパソナ」の関係については早くから疑惑の目が向けられていて、2011年の兵庫県議会では、
公募は何社か、なぜパソナが選ばれたのか、最初にパソナありきの事業ではないかなど、追及された。
質問に立った杉本ちさと県議(共産党)はこう言う。
「3年前に兵庫県は国に総合特区案『あわじ環境未来島構想』を提出しました。
そこにはパソナとの協働事業が最初から盛り込まれていたのです。
最初からパソナありきの事業といわれても仕方ないと思い、質問しました。
しかもパソナは『農業人材育成』をうたいながら、ホームページでは『芸術家の卵』を募集していた。
そうしたら淡路島にパソナのレジャー施設が乱立していると聞いて驚愕(きようがく)しました。
改めて県とパソナの関係を追及しなくてはなりません」
淡路市の門康彦市長は西麻布の迎賓館「仁風林」で〈淡路市の未来について語った〉と
2010年11月8日のブログに書いていた。井戸敏三県知事は「仁風林」でおもてなしを受けている。
不透明な関係について説明を聞きたいが、パソナは「回答を差し控えさせていただく」とのことだった。