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売れる「嫌韓嫌中」本に若手出版人が疑問の声 「『嫌』でもなく『呆』でもなくこの国を考えて」
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Listening:<時流・底流>売れる「嫌韓嫌中」本 若手出版人が「この国考えて」
http://mainichi.jp/graph/2014/06/02/20140602org00m040004000c/image/001.jpg 書店に並べられた河出書房新社の選書フェア「今、この国を考える」の対象書籍=東京都豊島区のリブロ池袋本店で2014年5月30日、西本勝撮影
韓国や中国を攻撃する出版物が売れている。書店の店頭には、両国の国名に「嫌」「呆」といった文字をかぶせた書籍や、
刺激的な見出しの雑誌が並ぶ。こうした風潮に、河出書房新社(東京都渋谷区)の若手社員4人が問題提起を思い立った。
「今、この国を考える??『嫌』でもなく『呆』でもなく」と題した選書フェアを企画したところ、19人の作家や評論家らが協力し、
全国100店以上の書店が本を置くことになった。
尖閣諸島など領土をめぐる緊張が起きた2010年ごろから、両国を批判する出版物が目立ち始めた。昨年末からは、
安倍晋三首相の靖国神社参拝をめぐる両国の対応を非難したり、韓国の客船沈没事故の対応を冷ややかに語る雑誌記事が相次いで出ている。
こうした中、河出書房新社の編集者の一人が今春、都内の有名書店の壁面に、太平洋戦争での日本を賛美する内容の書籍広告が
掲げられたのを見てショックを受けた。「書店を非難できない。送り手が何とかしなければ」と周囲に呼びかけた。
文学全集担当、書籍編集、営業といった普段は一緒に仕事をしていない20?30代の4人が集まった。
アンチテーゼではなく「本の豊かさ、多様性、いろんな本の中から問題に気づいたり、考えたりするきっかけを届けよう」と話し合った。
◇18冊選びフェア
担当する作家や評論家に協力を呼びかけた。同社が発行する書籍6冊と、作家・評論家らが推薦する他社発行の12冊の計18冊が決まった。
中国や韓国を取り上げた本だけでなく、消費税、生活保護、近現代史、憲法、宗教といった多彩な本がそろった。
http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20140602org00m040004000c.html