【大阪】公募で決まった小学校の校長が6日しか来ないのでクビに
大阪市立小:公募校長、休み過ぎで更迭…4月以降勤務6日
全国公募で民間から採用された大阪市立小学校の男性校長(51)がPTA会費を持ち出すなど、
ずさんな現金管理をしたとして内部調査を受けていた問題で、市教委は20日、この校長を更迭する方針を固めた。
山本晋次教育長はこの日の市議会で「校長が長期間、休んでいて、著しく校務に支障が出ている」と説明した。
大阪市の民間人公募校長の更迭は2人目。
市教委によると、校長は春休みの今年3月下旬から休みがちになり、4月以降、病気などを理由に有給休暇を取り続けた。
今年度になってから今月19日までの勤務すべき32日のうち、通常勤務をしたのは6日。残りは有給で休んだり、
時間休を取ったりし、今年度の有給20日は既にほぼ消化したという。
市教委は校長に診断書や病気治療計画の提出を求めたが、校長は「出す」と答えながら提出しなかった。
同校は、校長不在のため、今年度の教育計画の策定や保護者や地域の意見を聴く「学校協議会」が開催できないなど支障が出ているとしている。
市教委は校長の職務の重要性から更迭を決めた。
市教委は早ければ5月中に後任を着任させるが、この校長が、校内保管されていたPTA会費約10万円を校外に持ち出した問題などについては今後も調査を続ける。
この校長は昨年6月、保護者らに虚偽のアンケート調査を実施したとして、市教委から注意を受けた。【寺岡俊】
http://mainichi.jp/select/news/20140521k0000m040135000c.html