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57 セントーン(神奈川県)@転載禁止
さいたまの歴史は4900年



縄文人が漆採取最古の痕跡発見

さいたま市の遺跡から出土したおよそ4900年前の漆の木に、樹液を採取したと見られる傷痕があることが分かり、さいたま市教育委員会は漆を採取した痕としては日本最古のものとして10日から一般公開することになりました。
漆の木が見つかったのは、さいたま市中央区にある縄文時代の遺跡、「南鴻沼遺跡」です。
さいたま市教育委員会よりますとおととしこの遺跡から出土した長さ1メートル13センチ、太さおよそ3センチの漆の木を詳しく調べたところ、木の表面を1周するようにあわせて9本の筋状の傷痕が見つかりました。
さらに詳しく鑑定した結果、傷痕は、4700年から4900年前の縄文時代中期に付けられたものと分かり、漆を採取した傷痕としては、平成16年に東京・東村山市の遺跡で見つかったものより500年以上古く日本最古だということです。
また遺跡からは、同じ縄文時代中期に作られたと見られる漆器なども出土していて、縄文人が樹液の採取から加工まで漆を生活に取り入れていたことを裏付ける発見だということです。
さいたま市文化財保護課の野尻靖課長は「この大きな発見を国内外に発信していきたい」と話しています。
漆の木など出土品の一部は、10日から9日間、さいたま市の与野文化財資料室で一般に公開されます。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106719031.html?t=1399550044395