春に沸く虫が毎度の自衛隊批判
「ゆっくり花見したい」 観桜会の自衛隊パレード中止を要請
http://www.joetsutj.com/archives/52079675.html 新潟県上越市の高田城百万人観桜会で行われる陸上自衛隊高田駐屯地の隊員や装甲車などによるパレードについて
同市の市民団体など14団体が2014年4月16日、上越市役所を訪れ、関原貢副市長に中止を求める要請書を提出した。
パレードは、41年ぶりの実施となった昨年に続く開催で、昨年も上越地域の労働組合などが「銃を携行しての武装行動は威圧感を与える」として市に抗議していた。
今回中止を申し入れたのは労組や社民、共産といった政党支部、弁護士有志の会など14団体。観桜会のイメージを損ねるとともに、
上越市が平成7年に行った非核平和友好都市宣言の主旨に反するなどとして中止を要請した。
14団体を代表して関原副市長に要請書を手渡した馬場秀幸弁護士は「自衛隊の是非とか存在とかそういうことではなく、
市はとにかくゆっくり花見をしたいという客のことを考えてほしい」と話し、「迷彩服を着て小銃を携えての行進には威圧感があり、ゆっくり花を楽しめない」とパレードの中止を求めた。
関原副市長は「昨年実施したが市民から苦情はなく、理解、認知されている。皆さんを含む市民の意見を聞きながら進めたい」と話した。
今回市は自衛隊に、市民に威圧感を与えないよう小銃の携行を控えるよう求めたというが、
自衛隊からは「パレードなどをする服装基準の定めの通り小銃は携行するが弾薬を入れず、車両等には銃器を取り付けない」と回答があったという。
今回の要請ではこのことについても議論になった。
田中淳哉弁護士は「主催者の市が小銃を携行しないよう要請し、自衛隊がそれに応じられないというなら、参加をやめさせることが当然ではないか」と話し、
再度小銃の携行をやめさせるよう求めた。
パレードは4月19日午前11時から、行われる予定。