先週、日本を代表する歴史学者の和田春樹・東京大学名誉教授は、
あるインタビューで「従軍慰安婦問題の本質は、慰安所の中で(女性が)本人の
意志に反して強いられたというところにある」として、軍や官が慰安婦を強制連行した
根拠はないとする右翼の主張は本質から目を背けたものと、語った。これまでも、
韓国併合条約そのものが無効と幾度も語ってきた和田名誉教授は、窮地に陥った
安倍首相が一歩後退して表明した「河野談話の継承」も、韓国の大統領の前で直接語って
こそ意味があると主張している。
日本には、国全体が嫌韓に流れても「独島(日本名:竹島)は韓国領」と語る学者がいる。
「竹島の日」に反対する団体もある。安重根(アン・ジュングン)を「テロリスト」と見なす雰囲気の中でも、
安重根を世界的な「義挙の人」として追悼・尊敬する日本人はかなりいる。政治的にデリケートで
自らの政治生命を断ちかねない、靖国神社参拝問題や慰安婦問題をめぐっても、勇敢に意見を
表明する政治家がいる。
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