すれ立て依頼処

落合信子「福嗣は私たち夫婦が温泉でしっぽり仕込んだ子供なのよ」
（落合信子さん　ワタクシ流のお・は・な・し）子作りには温泉がいいのかな
http://www.asahi.com/articles/ASG3F12DVG3DUTNB01F.html
実は離婚を考えたことがあります。
　落合がまだ現役選手で、打撃三冠王に輝いた年。その功績をたたえる何かの表彰式に同席した私に、関係者から「お宅、お子さんは？」という意味の言葉をかけられたんです。その方に悪気はなかったかもしれませんが、年齢が四十近かった私は返事に困りました。
　落合は「これはお前の物だ」と言って、いただいたメダルを首にかけてくれたんですけど、私は気分が重かった。帰宅してから考えたの。
この人の念願だった三冠王獲得を後押しでき、私の役目は終わった。子供の話は今後も聞かれる。私は身を引くから、若い人と再婚させなくてはいけない、と。
離婚を切り出されて落合は「ちょっと待ってくれ。子供がいる、いないってことなんだろ？」って。2人で自宅近くの病院へ行ったわ。落合はチームの地味なジャージー姿でいきなり、「初めましてロッテの落合です。どうしたら子供ができますか」って先生に尋ねた。
有名な大学病院へもかよいました。とにかく真剣に原因を調べた。私は、医学が進化した現代で、子供を欲しがる夫婦が不妊治療を受けるのは、決して恥ずかしいことではないと思うのです。
色々な人にも相談した。子作りには温泉がいい、と姉にすすめられたので、私たち夫婦はひなびた温泉へ出かけました。ぬるめの湯につかりながら将来についてじっくと話し合った。一人息子の福嗣が生まれたのは、それからだった。
その福嗣から「僕はどこでできた子？」と聞かれた事があるの。温泉でできたと思う、と答えて、お前たち2人も温泉に行っておいで、って付け加えた。その助言には素直に従ったみたい。旅行中の写メが送られてきたもの。
しばらくして息子夫婦は、私たち夫婦が一番最初に訪ねた近所の病院を訪れたようです。そして息子の嫁の妊娠が分かったのですが、同じ病院を選ぶなんてまるで何かの縁のようです。