選挙:大阪市長選 期日前投票、依然低調 過去2番目 選管、宣伝に躍起
毎日新聞 2014年03月18日 大阪朝刊
23日投開票の出直し大阪市長選で、市選管が投票率アップに躍起になっている。
期日前投票の投票者数は中日の16日までで計3万1980人。期日前投票が導入されて4回
の市長選で2番目に低い水準だ。市選管は初めて動画投稿サイト「ユーチューブ」に広告を掲載。
普段、宣伝用に配布するティッシュをマスクに変更して投票を呼び掛ける。
期日前投票初日は4回で最少だったが、16日までの合計は2005年の関淳一氏の出直し選
(投票率33・92%)の同時期の1・5倍に増え、平松邦夫氏が初当選した07年(同43・61%)の
同時期の78%に迫った。しかし、橋下徹氏が初当選した前回11年(同60・92%)の同時期の44%にとどまっている。
投票率が低い20代の推定投票率は、前回11年は37・49%だったが、05年は15・71%と低迷した。
市選管は今回、キタとミナミの繁華街で大型ビジョンに15日からPR動画を流したり、ユーチューブに20日
から広告を掲載。投票を呼び掛けるチラシ入りティッシュも今回はマスクに変更。「花粉症の季節は、
マスクの方が受け取ってもらえる」として3万4700枚を用意し、各区選管が駅頭などで配っている。【山下貴史】
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140318ddn002010024000c.html