ベトナム主席が来県
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20140316-OYT8T00661.htm 国賓として来日しているベトナムのチュオン・タン・サン国家主席(大統領)が16日、県内を訪れた。農業分野に
大きな関心があるといい、全国2位の農業産出額を誇る本県の農業関連施設を視察。県と農業分野での
協力関係強化に関する覚書を締結した。
県によると、橋本知事と親しいドアン・スアン・フン駐日ベトナム大使が、地方視察先として本県を推薦し、実現した。
サン主席は笠間市内を視察後、茨城町のJA全農いばらき農業機械総合センターに到着。ベトナムの国旗を
持った関係者がサン主席を出迎えた。農園で農機の実演を見学し、近くの農産物直売所「ポケットファーム
どきどき茨城町店」では野菜や果物を手に取り、ローズポークなどを試食。市民らと握手を交わした。
同日夕には、水戸プラザホテルで、県による技術者の育成支援や技能実習生の受け入れの推進などが盛り
込まれた覚書に署名。歓迎会でサン主席は「茨城の農業の発展を目の当たりにし、強い印象を受けた。ベトナム
と茨城の関係が発展することを祈っている」とあいさつした。
橋本知事は「人材育成などの協力を通じてベトナムの発展に貢献できれば」と述べ、日本ベトナム友好協会
県連合会の下山田虎之介会長は「今後も友好運動を発展させるため奮闘する」と話した。
サン主席は16〜19日の日程で滞在し、天皇、皇后両陛下が主催する宮中晩餐(ばんさん)会や安倍首相との
首脳会談などが予定されている。
(2014年3月17日 読売新聞)