[ベイルート 7日 AP]
イラク当局は木曜日、レバノン中東航空のフライトに対してバグダッドへの着陸を拒否した。中東航空はその原因について声明で、イラクの大臣の息子が同フライトに乗り遅れたからだと主張している。
このため同便は着陸できずにベイルートに引き返した。イラクのヌーリー・マーリキー首相の顧問役は今回の件について、
「中東航空の着陸を許可しなかった背景には首相の判断がある」と話している。
また、顧問役は調査委員会を立ち上げ、同便でバグダッド入りができなかった乗客らには、イラクへの無料フライトを提供するようイラク航空に命じたことを明らかにした。
中東航空の同フライトは木曜日12時46分にベイルートを離陸する予定だったが、乗客一人が見当たらず出発が6分間遅れた。この一人がイラク運輸相の息子だったことが分かっている。
離陸から20分後、バグダッドにある中東航空支社から、「運輸相の息子が搭乗していないので着陸は許可できない、とイラク当局が話している」とパイロットに連絡が入ったという。
http://www.excite.co.jp/News/odd/E1394332613669.html