Googleの会長Schmidt曰く, 経済格差が民主主義の最大の阻害要因になる
http://jp.techcrunch.com/2014/03/08/20140307googles-schmidt Googleの会長Eric Schmidtは今日(米国時間3/7)、テキサス州オースチンのSXSWに
集まったオーディエンスを前に、サンフランシスコにおける経済格差の拡大と、
それによって起きている抗議活動が“非常に心配だ”、と述べた。
“あそこの平均的市民は、自動化やグローバル化やテクノロジから恩恵をこうむっている”が、
経済格差は“民主主義の第一番の問題”になるだろう、と彼は予言した。
(略)
Googleはこのところ、拡大する経済格差がもたらす社会不安の渦中にいる。
サンフランシスコの活動家たちは、同社専用の通勤バスを、
格差の象徴として攻撃している。ぼくが話を聞いた何人かのエコノミストは、
サンフランシスコはテクノロジ企業が多いため、中間層が不況の猛威から守られている、
と言うが、地代や家賃の高騰によって長年住み慣れたこの都市(まち)を追われてしまう者も少なくない。
(略)
いずれにしても今は、激しい変化が進行している。それに対する“長期的なソリューションは、
テクノロジの進歩は誰にも止められないことをみんなが理解することだ”、とSchmidtは言う。
テクノロジによって生じている問題の対策が、テクノロジの抑制や規制であってはならない、
と言うのだ。そう、抑制の風土にスタートアップは育たないからね。