欧州で株価下落 ルーブル一時最安値に 3月4日 0時39分
ウクライナ情勢が緊迫していることを受けて、3日のヨーロッパの株式市場は株価が値下がりし、ロシアでは
通貨ルーブルもドルに対して一時最安値を更新しました。
週明け3日のヨーロッパの株式市場は、週末にウクライナ情勢が一層緊迫し、ロシアが本格的な軍事介入の構えを
見せていることを受け、取り引き開始直後から売り注文が相次ぎました。
この結果、フランクフルト市場では一時株価が先週末の終値と比べて3%余り値下がりしたほか、パリ市場で一時2.7%、
ロンドン市場で一時2%、それぞれ株価が値下がりしました。
また、ロシアでは株価は先週末の終値と比べて一時12%余りと大幅に下落したほか、通貨ルーブルもドルに対して
大きく値下がりし、最安値を更新しました。
これを受けてロシアの中央銀行は通貨の安定などのため、3日、政策金利を引き上げました。
市場関係者は「通貨ルーブル安はロシアの中央銀行の対応でやや値を戻しているが、先行きは見通せない。
ドイツ経済は東欧地域を通じてロシアとの関わりも深く、事態が長引けばさらなる影響も懸念される」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140304/k10015690631000.html