ルーブル急落受け、ロシア中銀が利上げ 【ロンドン=五十棲忠史】
ロシア中央銀行は3日、主要政策金利をこれまでの5・5%から7・0%へと引き上げることを決め、即日実施した。
ロシアからの資金流出を防ぐ狙いがあるとみられる。
ウクライナ情勢への警戒感などから、ロシアの通貨ルーブルは、ドルやユーロなどに対して急落している。
1月上旬は1ドル=33ルーブル前後で取引されていたが、プーチン大統領がウクライナへの軍事介入の
方針を表明したことで、今月3日は一時、1ドル=36・6ルーブル前後まで値下がりした。
利上げの理由についてロシア中銀は「金融市場の安定と、物価上昇リスクを防ぐことが目的」などと説明し、
ウクライナについては言及しなかった。
(2014年3月3日21時04分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20140303-OYT1T01130.htm