金銭感覚育み「生きる力」を 茨城・東海村の舟石川小
http://www.asahi.com/articles/ASG273R83G27UJHB003.html?iref=comtop_list_edu_f03 茨城県東海村の村立舟石川小学校は、子どもたちにお金や物の大切さを教える「金銭教育」に昨年度から
取り組んでいる。物が豊かにあり、インターネットやクレジットカードの普及でより複雑となった現代社会を生き
抜くために、どんなことを教えたらいいのか。指導する側も工夫を重ねている。
「これ、いくらになると思いますか? 50円かな。100円かな」
2年3組であった学級活動の授業で、担任の先生が次々と文房具や雑貨を取り出した。鉛筆や消しゴム、
ハンカチ……。いずれも校内で見つかった落とし物だ。これらを「へんしんマシーン」と呼ぶ箱に入れると、お金に
替わるという設定になっている。
この授業では、落とし物にもお金と同じ価値があるということを学ばせている。児童からは「こんなにたくさんの
お金がムダになっていることがわかった」「お母さんがせっかく買ってくれた物を、もっと大切にしたい」という声が
上がった。