【在沖縄米海兵隊施設キャンプ・ハンセン】 陸上自衛隊最先任上級曹長の鈴木喜晃准陸尉とその他8名の陸上自衛隊の曹長が
1月下旬に金武町にあるキャンプ・ハンセンの上級下士官アカデミーで実施された国内隊付研修プログラムに参加しました。
海兵隊の上級下士官アカデミー沖縄の所長、アンソニー・クルス先任上級曹長は、「陸上自衛隊の上級下士官は、
我々がどのように海兵隊員を下士官のリーダーへと育成、養成、形成しているかに関心を持っているため、海兵隊がどのように下士官のリーダーシップ教育をしているかの教材をまとめ、伝授しました」と説明しています。
この取り組みは、日米間の協力態勢を強化するために、上級下士官アカデミー沖縄と陸上自衛隊との連携を強化する大きな取り組みの一環です。
クルス所長は、「海兵隊アカデミーが陸上自衛隊にこのような概要を用意するのは今回が初めてです。今後は、毎年この研修を実施し、
関心を示している海兵隊総司令官にもその要旨を説明することになっています」と話しています。
アカデミー能力開発コーディネーターのアンディ・ハート二等軍曹は、「授業に二日、管理業務にも二日間を予定しており、陸上自衛隊からの
情報や他の似たような研修の意見をまとめて、現代のリーダーシップを基本としたカリキュラムを提供します」と説明しました。
授業でのテーマは、海兵隊入隊教育から価値観に基づいたリーダーシップ、および海兵隊が取り入れているフィットネスなどの多岐にわたるテーマを扱い、
インストラクターは海兵隊のがどのように様々な事柄に取り組んでいるかを自衛隊の曹長たちに伝え、スライド、実演、グループ活動、ディスカッションを用いて、自衛隊がそれぞれの状況にどのように対応するかを順々に尋ねていきました。
鈴木最先任上級曹長は、「日本人と海兵隊員の特定の問題に対する対処法の違いや海兵隊員の思想の傾向も分かりました。インストラクターたちが、
私たちに熱心に、自信に満ちて指導してくれて良かったです」と語りました。
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