抜粋
朝鮮半島から日本海沿岸に流れ着いたとみられる漂着船(船体の一部も含む)
の数が急増している。平成25年の漂着件数は前年の約1・7倍。
過去に北朝鮮の漁船が漂流して保護されたケースがあることなどから、漂着船の中には
北朝鮮から流れてきたものがかなりあるとみられる。
漂着船増加の背景には、北朝鮮の権力構造の変化が影響しているのか。それとも別の事情があるのか。
http://sankei.jp.msn.com/images/news/140209/dst14020918070013-p1.jpg 海上保安庁によると、朝鮮半島からとみられる船や船体の一部の漂着件数は昨年は80件。
平成23年は57件、24年は47件だった。
管区別で見ると、最も多いのは第9管区で、第8管区、第2管区の順で続く。
月ごとの内訳は公表されていないものの、偏西風が強まる冬に漂着することが多いという。
各県警によると、漂着した船の船体には、ハングルが記されていたものが多かった。
脱北者の支援に取り組む「北朝鮮難民救援基金」の加藤博理事長(69)は、漂着船が
昨年急増した背景について、こうみている。
厳しい経済状況が続く北朝鮮で、水産物は数少ない外貨獲得手段の一つとなっている。
加藤さんは「稼がなければ食っていけないという事情から、(漁民が)できるだけ漁獲量を
得ようとして、遠くまでいって燃料切れになる場合もあるのではないか」と推測する。
過去には船で北朝鮮を脱出し、日本に漂着したケースもあるが、漂着が多い冬の時期は
日本海が荒れていることなどから、船で脱北することは考えにくいという。
詳細はサイトにて
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140209/dst14020918070013-n1.htm