2014年1月17日、広州日報によると、14日付豪紙チャイニーズ・メルボルン・デイリーのトップ面に「息子へ」という見出しの全面広告が掲載された。
広告には、「お父さんもお母さんも、もう決してあなたに結婚しなさいと急かしたりしません。今年の春節(旧正月)は家で一緒に新年を祝いましょう」と書かれていた
。中国にいる母親はさまざまなつてを使って同紙に息子へのメッセージを掲載し、家で一緒に新年を祝おうと息子に呼びかけた。多くの人がこの母親の心情に感動した。
■両親から結婚するよう急かされた息子が電話に出なくなった
この母親から依頼されて広告を出した苗氏は、その経緯について説明した。この中国人女性は広州在住で、息子がメルボルンの大学に留学、
卒業後もメルボルンに留まり働き始めた。彼女と夫はここ数年、息子が帰国するたびに、早く良い女性を見つけて結婚するよう催促していたが、
一向にその気配がなかった。今年も旧正月が近づきその話題が頻繁に蒸し返されるようになり、焦りを募らせた息子は、とうとう両親からの電話に出なくなり、
広州の両親は息子と連絡が取れなくなった。両親はやむを得ず、息子と連絡が取れるよう、オーストラリアの友人に依頼して、メルボルンで最も有名な
華字紙に広告を掲載することにした。両親は、息子がこの広告を見て、両親の心情を慮り、実家に戻って一緒に新年を祝うようにと、ひたすら願っている。
あるネットユーザーは「残酷極まりない現実だ。中国の母がオーストラリアに住む息子に現地新聞の一面で『もう結婚するよう急かさないから』と訴えているが、
その本心は里帰りした息子と一緒に新年を祝いたいだけだ」とため息混じりにコメントした。また、「私も行方不明になりたい!結婚を急かされるほど恐ろしいことはない」と投稿したネットユーザーもいた。
http://topics.jp.msn.com/world/china/article.aspx?articleid=3033085 「親不孝には3つあるが、後継ぎがないのが一番の親不孝」