宗教団体の出版物はどのように制作されるのか。かつて某大手印刷会社の制作部に勤務し、真如苑の出版物の制作に携わっていた男性編集者N氏に話を聞いた。
──制作部はどのようなところでしたか?
N 印刷会社の内部に真如苑の出版物を専門に扱う部署があり、編集から印刷まで、すべての工程をまかなえる体制でした。人員は編集者が3〜4人、
デザイナーが20人程度、校正者が10人弱で、ほとんどが派遣社員。正社員は部署を仕切る部長などほんの一部でした。
──働いている人の中に信者はいましたか?
N いません。ただ、噂では部長クラスの正社員は「真如苑で働かないか?」と声をかけられていたそうです。編集という特殊技能を持った人間が
真如苑の内部にも欲しかったみたいで。僕は下っ端なので勧誘されたことはありません。
──どんな本を編集していたんですか?
N 主に信者さん向けの書籍や会報誌です。その制作部で仕事をする前には、「仏教関係の本を作る」と説明されていたので、少し騙された気分でしたね(笑)。
──真如苑の中の人とはどういったやりとりを?
N 真如苑の「文書伝道部」という部門の人たちと、立川にある総本部でまず打ち合わせをします。その文書伝道部の人たちは40〜50代くらいの、
おそらくは高学歴のエリート信者で構成されていて、非常に礼儀正しかったですね。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140115-00010001-cyzozk-soci