アルツハイマー病研究でデータ改竄か。税金30億円も投入wwwww

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21 ドラゴンスリーパー(やわらか銀行)
 データ改竄に手を染めた研究者は、ばれてしまった瞬間、研究者として死刑宣告であることは間違
いない。だから、何としても改竄を認めたくないという気持ちがあるのだろう。ただ、国民の税金を使い、
製薬会社から資金を巻き取っておいて、この顛末というのは情けない。また、これだけの証拠を揃え
られても岩坪教授に引導を渡せない東京大学のガバナンスの欠如も悲惨なものがある。事勿れの
批判が東京大学に寄せられたとしても反論がむつかしいだろう。

 何より、痴呆に悩む本人だけでなく家族の苦しみから、一刻も早く責任もって開放するという責務
を担う研究グループが、功を焦ってデータを改竄していたのでは二重の意味で裏切りをしたに等しい。

 ノバルティスにおけるディオバン事件では問題を看過して権威の失墜した高血圧学会のように、
認知症学会や老年精神医学会、認知症ケア学会も早めにコメントを出さねばならない立場だろう。
しかし、公式にはいまなお音沙汰ない。

 そして、今回は国家プロジェクトによる失態であり、多くの心ある外部協力者の告発もあって、
5年の時を経てようやくスキャンダルが表面化したのだが、実のところ、信憑性に疑問が感じられ
るデータを元に共同研究を行っているグループもないではない。

 必要なことは、勇気ある告発に基づいてしっかりとしたリスクマネジメントを行い、プロジェクトを
いったん停止し、問題となった中心人物に対して厳粛な処分を早急に実施して問題を開示することだ。

 研究プロジェクトの相互監視も含めた適切な監査体制を早急に作らない限り、二度三度と問題を
引き起こす。日本に冠たる研究組織として、パワハラや改竄、横領のような事案に対しては、積極的
かつ適切な対処を断行する組織へ改革を施し、生まれ変わらなければならないのではないだろうか。

http://www.huffingtonpost.jp/yoshiomi-unno/jadni_b_4573204.html