自立しない職ナシ中年ニート
20〜59歳までの人として盛りを迎えている時期に、友だちナシ、仕事ナシ、もちろん未婚…。そうやって
毎日を淋しく送っている人間のことを『SNEP<Solitary Non-Employed Persons>』(スネップ)つまり
孤立無業者と呼ぶらしい。
東京大学の社会科学研究所の玄田有史教授が提唱している概念で、教授はニート研究においての
第一人者。玄田教授が2011年に調べた時点では日本の総人口に対して2.5%にあたる162万人ぐらいが
SNEPとして存在しているのではないかと発表。1998〜2000年ぐらいを境に、中高年になって
就職を諦めた人たちが発端となって増加していったのではないかと考えられている。
今の日本において無職になると、その瞬間から人との接触を断たれてしまう。ニートは若年層の
無業者たちの貧困問題をクローズアップさせたが、SNEPは「孤立」が焦点。孤独が深まれば
社会復帰はよりいっそう困難になり、「孤立」と「無職」の負のスパイラルは加速していく…。
http://bucchinews.com/society/3921.html