体罰隠蔽、横行か 大阪市への学校報告 外部調査で指摘
朝日新聞デジタル 1月5日(日)17時34分配信
教師の体罰・暴力の実態を把握するため、大阪市が委嘱した弁護士チームが昨年市立学校を調べた結果、
一部の中学校で暴力を知りつつ市教委に報告しなかったり、調査せずに「教諭から聴取した」などとうそを伝えたりした疑いがあることがわかった。
教諭をかばうため、虚偽の報告書を作った疑いも浮上。チームは市教委に再調査を求めた。
市立桜宮(さくらのみや)高校で一昨年発覚した暴力問題を機に、市が弁護士でつくる「外部監察チーム」に調査を依頼。
チームは外部から情報が寄せられた小中高など計41校を調べ、24校で体罰・暴力を確認した。
チームが作った報告書によると、ある中学のハンドボール部顧問が昨年4月以降に生徒を平手でたたいたり、
ボールをぶつけたりしていた。顧問も「女子生徒数人や3年男子全員をたたいた」と認め、
被害をうかがわせる生徒のアンケートも存在した。だが、校長は「指導の一環であり体罰ではない」として市教委に一切報告書を出していなかった。
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