中韓の動向にらみ…3か国に大使館増設
政府は20日、太平洋のマーシャル諸島共和国、旧ソ連のアルメニア、アフリカ南部のナミビアの3か国に、大使館を増設する方針を固めた。
いずれも専任の大使を置き、大使館員は各10人程度。
2014年度予算案に盛り込み、15年1月の業務開始を目指す。日本の大使館数は計138となる。
中国は、マーシャルを含む太平洋の島嶼(とうしょ)国などで、
外交関係樹立や国家承認の取り付けを巡り台湾と勢力争いを繰り広げている。
アフリカでも資源の開発利権を狙って進出を強めており、日本は後れを取っている。
アルメニアを巡っては、
「米国内のアルメニア系住民が韓国系住民の働きかけに応じ、『従軍慰安婦』像の設置に関わっているケースがある」(外務省幹部)とされ、
大使館設置を通じて相互理解を深める必要があると判断した。
(2013年12月20日16時06分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131220-OYT1T00945.htm