スマホ長時間、成績に悪影響=仙台市教委と東北大が調査
勉強時間が同じでも、スマートフォン(多機能携帯電話)を長時間使う中学生ほど
成績が低下することが18日、仙台市教育委員会と東北大の共同調査で明らかに
なった。調査を担当した東北大の川島隆太教授は、電子機器の長時間利用が脳の
働きを混乱させ、集中力も下がると指摘、「使用は1日1時間以内を意識してほしい」
と話している。
調査は仙台市立中学に通う生徒2万3919人を対象に実施。市教委が今年4月に
行った主要教科の学力検査と、アンケートによる生活・学習状況調査を基に分析した。
調査では、平日の行動について質問。家庭で2時間以上勉強する生徒のうち、
スマホや携帯電話を全く使わない生徒の数学の平均点は74.7点だった。1時間
未満の使用も75点だった。
それ以上は時間が増えるほど成績が落ち、4時間以上は57.7点。勉強時間は
30分未満だがスマホを全く使わない生徒の62.6点を下回り、勉強の効果が
失われていた。
ゲーム機やパソコンも同様で、国語や理科、社会でも同じ傾向だった。(2013/12/18-14:56)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013121800562 ◇関連
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http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312180295.html