NEC 、防衛省受注額が前年度2位に浮上 通信システムの大型契約で
[東京 20日 ロイター] - NEC は20日、例年1000億円程度の防衛省からの受注額が、前年度は約1600
億円に増えたことを明らかにした。陸上自衛隊向け通信システムの大型契約があったため。NECは防衛省の
装備品受注額で4位が定位置だが、前年度は2位に浮上した。
NECは総額1200億円で陸上自衛隊向けの野外通信システムを受注。このうち約400億円は2011年度に、
800億円は12年度に契約した。例年の受注規模は三菱重工業 、川崎重工業 、三菱電機 に次ぐ4位だが、
防衛事業に携わるNECの伊藤康弘理事によると、12年度はこの大型受注で2位になったという。
受注した野外通信システムはソフトウエア技術を採用したことが特徴。異なる規格を採用しているためにこれ
まで不可能だった海上・航空自衛隊や消防庁などとの相互通信が、ソフトをインストールすることでできるように
なる。 NECはこの日、野外通信システムを報道陣に公開した。同社が防衛省に納める装備品の説明会を開く
のは異例。広報活動に力を入れる陸上自衛隊、新たに開発した通信システムをアピールしたいNECともプラス
になると判断した。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0J529220131120 野外通信システムについては下記ソースを参照
自衛隊が「ソフトウェア無線機」を公開---NECが開発し、3.11でも活躍
http://www.rbbtoday.com/article/2013/11/21/114156.html いままでは無線の種類によって異なる機器を用いて通信を行なっていたが、新しいソフトウェア無線機ならば
ソフトウェアをインストールすることにより、さまざまな種類の無線機に対応できる。例えば普段は陸上自衛隊の
無線機として使用し、災害時は各自治体が使用している防災無線に対応させられる。地域と自衛隊員が直接
コミュニケーションを取れるようにできるため、東北大震災では大いに活躍したそうだ。
★おまけ
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-04-18/2013041801_04_1.jpg