朝日 「天皇の葬送は戦前のルールを踏襲せずに創意工夫を尽くすべきだ」
天皇の葬送―「お気持ち」を尊ぶ形に
(抜粋)
宮内庁によると、陵の敷地は天皇と皇后を別々にせず、同じ敷地内にお二人の陵を並べる。
全体の面積は、昭和天皇と香淳皇后の陵と比べると8割ほどになるという。
近世から昭和天皇まで土葬は皇室の伝統だった。江戸期以前は火葬もあった。
今回の方針では、いまの国民に一般的な形に近づく。
一方で、火葬の施設は葬儀ごとに新設するという。やや縮小したとはいえ、
陵の形式や葬儀の手続きなどは、戦前のルールを踏襲している。
葬儀の場所や儀式の詳細はまだ決まっていない。
宮内庁は安易な前例踏襲とならないよう、創意工夫を尽くすべきだ。
昭和天皇逝去のときは、さまざまな行事が長らく中止され、結婚式を延期するなど
国民生活に「自粛」の空気が広がった。
ご夫妻が、そんな行き過ぎた制約を望んでいないのは「お気持ち」から明らかだろう。
全文はソースで
http://www.asahi.com/paper/editorial.html