15歳の少年がすい臓がん発見の画期的方法を開発 168倍速く、費用は26000分の1、400倍の精度

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1 グロリア(岡山県)

15歳の少年、膵臓がん発見の画期的方法を開発 たった5分、3セントで検査

画像:アンドレイカさん
http://i.huffpost.com/gen/1454763/thumbs/n-JACK-ANDRAKA-large570.jpg?7

 15歳の高校生の快挙――1997年生まれの、アメリカのメリーランドに住む高校生、ジャック・アンドレイカ
さんが、すい臓がんを初期段階で発見する検査法を開発した。

 すい臓がんはほかの臓器に比べ、がんの発見が困難なことで知られる。Appleの創業者、
スティーブ・ジョブズさんもすい臓がんの発見・処置が遅れて56歳で帰らぬ人となった。

(中略)

 アンドレイカさんは13歳の時、親しい人をすい臓がんで亡くした。そこから、ネットですい臓がんに
ついて調べ、その検査に800ドルかかり、さらに30%以上を見落としていることを知る。

 なぜ難しいのか。すい臓がんを検出するには、血中にあるごく少量のタンパク質の発生量を
調べなければならないからだ。すい臓がんになると検出される8000種の中から、すい臓がん
患者特有のものを見つけ出した。研究を続けるため、アンドレイカさんは200人の教授に手紙を送る。
うち、199は提案を却下。たった1通、良い返事が帰ってきたジョン・ホプキンス大学で研究の場を得て、
テスト方法を開発した。

 アンドレイカさんが開発した方法では、1つの小さな検査紙で費用は3セント(約3円)、
わずか5分でテストできるという。従来の方法と比べると、168倍速く、26,000分の1以下の費用、
400倍の精度で検査できるという。この方法はすい臓がんだけでなく、他のがんやHIVなどにも転用が
可能としている。

 アンドレイカさんはインテルが設立するGordon E. Moore Awardを受賞。75,000ドル(約742万円)を獲得。
その他にも多数の賞を受賞し、10万ドル以上の賞金を得た。賞金は学費に使用するという。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/11/10/cancer-test_n_4252707.html