「すき家」のゼンショーHD、正社員・パートの賃上げ
ゼンショーHD 賃上げ検討へ
11月12日 17時33分
牛丼店の「すき家」などを展開する外食大手の「ゼンショーホールディングス」は、正社員やパート従業員の賃金について、いわゆる「ベースアップ」や時給の引き上げなどを検討する意向を明らかにしました。
これは「ゼンショーホールディングス」の小川賢太郎社長が12日、都内で開いた中間決算の会見で明らかにしたものです。
この中で小川社長は「原材料価格の高騰や消費税率の引き上げなどで、外食業界の経営環境は一層厳しくなるとみられるが、家計の収入を増やそうという政府の方針には賛成だ」と述べ、正社員やパート従業員の賃金を引き上げる考えを明らかにしました。
会社側では、正社員については基本給を一律に引き上げる「ベースアップ」を行う方向で検討を進めるほか、直営の牛丼店で働くパート従業員については、地域の経済状況を踏まえながら時給の引き上げを検討するとしています。
政府は、デフレからの脱却に向けて、経済界に対し繰り返し賃金の引き上げを要請しており、これまでに収益が改善した大手企業を中心に賃上げを前向きに検討する動きが相次いでいますが、今後、厳しい経営環境が続く外食産業にも同様の動きが広がるか注目されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131112/k10015997441000.html