なぜ? Windows PCを狙うワームがAndroidアプリに組み込まれる - マカフィー
マカフィーは10月11日、AndroidアプリにWindows PCを狙うワームが組み込まれているとして注意を呼びかけた。
Google Play上に公開されている普通のアプリで、Android端末自体には影響を及ぼさないワームだという。
組み込まれているワームは、ネットワーク共有を介して自身を複製するWindowsワーム(Generic Malware.og!ats)。
Windows PC上でこのマルウェアを自動実行する機能はないものの、ユーザーがapkファイルをPCで開いてプログラムを
起動すると実行してしまう可能性があるという。
同社によると、Windows PCを標的とした悪意のあるファイルがAndroidアプリに組み込まれている場合、開発者が
意図したものではなく、不注意による混入が原因だという。PCがこのワームに感染しており、開発者が気付かない
うちにソースコードのディレクトリにワームがコピーされたと分析している。
同様の事例として、悪意のあるJavaScriptコードが書かれたHTMLファイルがある。これは、多くのAndroidタブレット
端末にプリインストールされたメールアプリ内に存在しているという。
こちらも開発者のPCがマルウェアに感染しており、「Androidアプリ内にパッケージされているものを含む、PC上の
あらゆるHTMLファイルにJavaScriptコードを書き込む能力によって書き込まれた」(マカフィー)としている。
マカフィーでは、これらの事例を踏まえ「開発者はマルウェア対策ソフトウェアを最新の状態にするのと同時に、
ほかのユーザーにアプリなどを配布する場合は特に注意するように」と警告している。
http://money.jp.msn.com/news/mynavi/article.aspx?cp-documentid=253815134