■突然の脱退表明
在日韓国・朝鮮人が多い東京・新大久保や大阪・鶴橋で「朝鮮人を殺せ」などと連呼する
極右団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)に相当するグループが、筆者が暮らす英国にもある。
イスラム過激派と激しく対立してきた極右過激団体「イングランド防衛同盟」(EDL)だ。
在特会の桜井誠会長に相当するEDLのリーダー、トミー・ロビンソン氏(30)が
8日突然、自分が設立した組織を脱退すると表明して波紋を広げた。
筆者も驚いた1人だ。共同設立者を含め指導部数人も一緒に脱退するという。
■「極右過激主義は制御不能」
ロビンソン氏の説明では、Quilliam財団の元ジハーディストやイスラムの普通の人々と接するうち、
「イスラム過激・暴力主義と闘う方法を間違っていた。EDLの極右過激主義はすでに制御できなくなっている」と考えを改めたという。
これまでさんざん極右過激主義をあおってきた張本人の変節に、ツィッター上ではEDLの活動家から
「こいつこそイスラムの優等生だ」という批判が飛び交った。
EDLのスポークスマンは「EDLは死んだわけではない。彼らが出て行っただけなのだ」と言い切った。
白人の肉体労働者、フーリガン、低所得者層、失業者が集まるEDLは
昼間から酒を飲んでイスラム過激派と衝突、たびたび暴力沙汰を起こしてきた。
(以下略)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20131009-00028790/