NECは、傘下でISPを運営するNECビッグローブを売却する手続きに入ったと、事情に詳しい関係者が明らかにした。売却額は数百億円を見込んでいるという。
売却先を選ぶ第1次入札は11月中にも実施すると、関係者は述べた。
ビッグローブは300万人にユーザーを抱える日本国内最大のISPの1つ。2012年度の売上高は841億円。
11年度に1100億円の最終赤字を計上し、財務的に苦しい同社は、挽回するためシステム構築事業への集中と不採算事業からの撤退を進めている。
同社はPC事業を中国Lenovoが過半出資する形で統合しており、7月にはスマートフォン事業から撤退。ISP事業との相乗効果は乏しくなっている。
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