北方領土問題に詳しい北海道大スラブ研究センターの岩下明裕教授が、ロシアで先月行われたプーチン大統領と内外有識者との会合で、
日露戦争の日本海海戦(1905年)の舞台となった後にロシアと交流を続けてきた長崎県・対馬を訪問するよう求める書簡を大統領に直接手渡した。
岩下氏が3日までに共同通信に明らかにした。
岩下氏はロシア北西部で開かれた会合「ワルダイ会議」のレセプションに出席。プーチン氏と握手して言葉を交わし書簡を渡した。プーチン氏は
日本側から来年の訪日を招請されている。
書簡については日本外務省も把握。同省筋は「面白いアイデアだが実現の可能性は分からない。大統領が行きたいとなれば考える」としている。
対馬北部の住民は海戦で沈没したバルチック艦隊の船から漂着したロシア兵ら143人を救護し、もてなしたほか、両国戦没兵の慰霊も続けている。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131003/erp13100318300004-n1.htm