プーチンは2003年のイラク戦争には反対して米国と対立する。イラクのフセイン政権
打倒を果たし、自信を付けたアメリカ政府は「世界民主化」と銘打って、西欧のNG
Oなどと共にCIS域内の民主化勢力の支援を行った。この結果、グルジア(バラ革
命)、ウクライナ(オレンジ革命)、キルギス(チューリップ革命)で独裁政権が倒
れて民主化が達成された。しかし、米軍が駐留していたウズベキスタンでは、市民運
動が革命に繋がらずに失敗、その結果アメリカはウズベキスタン大統領の怒りを買い、
(アフガン作戦が一段落したこともあるが)同国から米軍を撤収させることとなった。