積極平和主義、国連で表明へ=女性の人権重視−安倍首相演説
安倍晋三首相は23日からの米国・カナダ訪問で、国連総会での一般討論演説をはじめ計4回演説し、
国際社会の課題解決に向けて貢献していく日本の方針を説明する。26日の一般討論演説では、
自身が掲げる「積極的平和主義」に言及。国連の集団安全保障により深く関わっていく決意を示す考えで、
憲法解釈見直しに触れる可能性もある。
同演説で首相は、女性の人権問題を重視する立場も強調。紛争地での性暴力被害者を支援するため、
国際的な基金への資金拠出の表明を検討している。日本維新の会の橋下徹共同代表による従軍慰安婦
発言などで広がった日本の負のイメージを振り払う狙いもあるとみられる。
首相はまた、シリアの化学兵器使用問題を取り上げ、国際社会と緊密に連携して難民支援などに
取り組む考えを表明。北朝鮮の拉致、核、ミサイルの問題の包括的解決も訴える。5月にまとめた
「国際保健外交戦略」に基づき、各国が抱える保健・医療分野の課題に貢献する意向も示す。
(2013/09/18-19:49)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2013091800860