「江南スタイル知ってるニカ?」外国人に尋ねたがる韓国人
韓国人は外国人を見かけるとよく「(PSYの)江南スタイル、知ってますか?」と聞きたがる。昨年10月、
米国国務省の記者会見で韓国人記者が同じ質問をした。この動画が最近になってネット上に公開されて広まると、
これを批判する議論が巻き起こった。自国を無条件で賛美したり、
世界的に大ヒットした「江南スタイル」を外国人に自慢することで自己陶酔する傾向を皮肉る動きが現れたのだ。
この議論はネットユーザーによって“国ポン”論争と名付けられた。“国”は国家、“ポン”はヒロポン(覚せい剤の1種)の略で、
この2つを合わせた合成語である。7月に放映されたバラエティー番組では、女性アイドルグループの1人が直接手で裂いた
キムチを米国俳優のヒュー・ジャックマンに食べさせる場面があったが、これも外国人への韓国文化の押しつけとして
“国ポン”だと皮肉るコメントが番組の掲示板に書き込まれた。
慶熙大学英米文化系の李沢光教授は、「韓国人には、キムチなど海外でもよく知られたものを他者にいちいち確認することによって
優越感を持つという社会的傾向がある。ここで言う他者とは、大部分が強国および強国の出身者だ」と語る。
一方、高麗大学社会系の李名鎮教授は「これは自慢ではなく、不安の表れだ」と指摘。
「もし経済や文化的基礎に対して十分な自信を持っていれば、あちこちで誇示する必要は全くないはず。
この現象は、現在の韓国の国家としてのポジションが曖昧ではっきりしないことを証明している」と分析した。(翻訳・編集/碧海)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130828-00000035-rcdc-cn