◆◇◆ スレ立て依頼所 ◆◇◆

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237 閃光妖術(大阪府)
【変態社説】ヤバイ部分は完全スルー 閲覧制限撤回 「はだしのゲン」を読み継ごう

 ゲンはよく歌う少年だ。俗謡のような数え歌もあれば、「青い山脈」のような流行歌もある。歌いながら、苦しみを乗り越え、
喜びを表現する。松江の子供たちはまた、彼に学校図書館で会えることになった。
         ・・・・(略)・・・・
 しっかりとした議論をせずに事務局がこの作品を子供たちの自由な閲覧から取り上げたことは問題で、撤回は妥当だ。
教育委員たちが規制を許さない防波堤になったと評価できる。ただ、閲覧を制限することの可否には触れられておらず、
さらに議論を深めてほしい。
 今回の事件で改めて「はだしのゲン」に注目が集まっている。単行本で全10巻の大河作品だ。
 物語は先の大戦末期にあたる1945年4月の広島市の情景から始まる。小学校2年のゲンを中心に、戦時中の圧政が
前奏曲になり、やがて原爆の投下、その後の地獄図、敗戦後の混乱と貧窮、進駐してきた米兵の横暴、朝鮮戦争など、
庶民の歴史がたどられていく。ゲンがたくましく生き続け、中学を卒業し、看板屋で働いた後、志を抱いて東京へ向かう
までを描いている。
         ・・・・(略)・・・・
 作者の中沢啓治さんは戦後、手塚治虫の漫画を読んで勇気づけられたという。「はだしのゲン」には一貫して、困難な
中でも前を向いて生きる生命への賛歌と、人間とはどういう存在なのかという問いかけが流れている。この二つの特質は、
手塚作品とも共通点があるのではないか。
 この漫画を読み継ぎ、人間と社会について考えるきっかけにしたい。
http://mainichi.jp/opinion/news/20130828k0000m070126000c.html