【物価の優等生】鶏卵卸値の上昇続く 猛暑で親鶏の産卵減る
2013/8/21 23:38
鶏卵の卸値上昇が続いている。指標となるJA全農たまごのMサイズ加重平均価格は今週に入って東京地区で前週比7円(4%)高の1キロ175円、
大阪地区は183円で前週より10円(6%)高い。今年5月以来の水準にある。猛暑で親鶏が産む卵が減っている上、盆休みが明けて都市部の需要が回復している。
直近の安値だった7月からの上げ幅は東京地区で22円(14%)。地方に帰省していた消費者が都市部に戻ってきて量販店などの仕入れ量は増えてきた。
「冬場の需要期のために、比較的安い夏に卵を調達して冷凍加工しておく需要家の買いも入っている」(卸会社)
都内のスーパーの店頭価格は特売品を除いて前月とほぼ同値の1パック(10個入り)150〜200円が多い。前年同月比でも横ばい水準だ。
卸値上昇は、猛暑で親鶏のエサを食べる量が減り卵が小型サイズになっているのも影響している。
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO58772330R20C13A8QM8000/ よろしくお願いします