シャープは9月中旬めどに総額1000億円規模の資金調達を実施する。8月下旬に機関決定し、700億円超の公募増資と、
LIXILグループ、マキタ、デンソーの3社への第三者割当増資で225億円調達する。財務基盤を強化するとともに、3社との
業務・資本提携で経営再建を加速させる。6%(3月末時点)まで低下した自己資本比率は10%台に回復するが、依然財務
体質は脆弱で、追加の資本増強も計画している。
20日前後に機関決定する。第三者割当増資は住設大手のLIXILグループから100億円、電動工具大手のマキタから100
億円、車部品大手のデンソーから25億円をそれぞれ調達する。現在、他社にも出資の打診している。公募増資は9月から手
続きを開始し価格、発行株数を正式に決める。
9月に控える転換社債償還は主力2行の支援で乗り切るが、14年3月期に約1200億円の企業年金積み立て不足を負債計上。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320130801aaam.html