「へいわってすてき」=日常を詩に、小学生が朗読―沖縄慰霊の日
2013.06.23 18:30
「へいわってなにかな/ぼくは、かんがえたよ」
23日の沖縄「慰霊の日」の追悼式で、与那国町立久部良小1年の安里有生君(6)は、日常生活で感じる自分なりの
平和を表現した詩「へいわってすてきだね」を朗読した。
4月に小学校に入学し、ひらがなの学習を終えたばかり。道徳の時間に読んだ沖縄戦の本で、自分と同年代の
子どもが家族を失い、爆弾から逃げ回る情景に戸惑った。
「ばくだんがおちてくるこわいおと/おなかがすいて、くるしむこども/かぞくがしんでしまってなくひとたち」
初めて聞く戦争の話に、平和とは何かを考えた。自分の思いをノートに書き出してみると、与那国島の自然や
動植物など、日常の風景が浮かんだ。
「ねこがわらう/やぎがのんびりあるいてる/よなぐにうまが、ヒヒーンとなく」
豊かな自然の中で、普通に生活できることが幸せなのだと実感した。平和な日常と人々の笑顔が、与那国島や
沖縄をはじめ、世界に広がってほしいと願っている。
http://getnews.jp/archives/366143