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きんたくん:目指せ!!ゆるキャラ頂点 覚悟の富士登山
ゆるキャラ界の頂点を目指そうと、兵庫県川西市のマスコットキャラクター「きんたくん」が7月13〜15日、
富士登山に初挑戦する。川西市商工会青年部が「地元のみんなに応援してもらい、今一つ低い知名度も上げたい」と企画した。
登山の様子はインターネットの動画サイト「YouTube」で公開する。【幾島健太郎】
きんたくんは08年、同市の公募で誕生した。おかっぱ頭に赤い前掛けをつけており、「金太郎」がモチーフ。
平安時代の武将、坂田金時(幼名・金太郎)の墓が市内にあることなどに由来する。
これまで市内のイベントなどで活躍し、キャラクターを生かした商品も多数開発されてきた。
しかし、ゆるキャラの人気を競う昨年の「ゆるキャラグランプリ」では参加した865体中333位。
西宮市の「みやたん」(45位)や猪名川町の「いなぼう」(308位)にも敗れた。市民からも「なぜ金太郎なの?」
という声が出るなど、認知度不足が課題となっていた。
こんな状況を打破しようと青年部は今年、40周年記念事業として日本一高い富士山に登り、知名度アップにつなげる
「きんたくんてっぺんプロジェクト」を立案した。ただ、着ぐるみを着て富士山に登るのは危険と判断。メンバーが「きんたくん」
を背負って頂上を目指すことにした。
5月末、「僕だって有名になりたい」と悩むきんたくんを、青年部のメンバーが励ます様子を「YouTube」にアップ。
更に撮影の練習を兼ねてメンバーが滋賀・岐阜県境の伊吹山(1377メートル)や猪名川町の大野山(753メートル)に登り、
足腰を鍛えている。
富士山登頂を前に、青年部の和島将志部長(39)は「チャレンジを通じて地元企業の若手後継者たちの結束も固くなってきた。
歴史ある川西市の魅力と可愛らしいきんたくんを発信していきたい」と意気込んでいる。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130621-OYT1T00476.htm?from=ylist