日銀が14日公表した議事要旨によると、5月21─22日に開催した金融政策決定会合で多くの委員が
「債券市場のボラティリティー(変動率)が高い状態が続くと、金融機関による国債売却の動きが一段と増幅される恐れがある」と懸念していたことがわかった。
財務省の出席者も「日銀の異次元緩和による多額の国債買い入れで債券市場に影響が生じ得ることは確か」と指摘し、
日銀に市場との対話など適切な対応を期待していたことも明らかになった。
長期金利の上昇について委員らは「米欧の金利上昇や国内の株価上昇、円安進行が影響している」との見方で一致した。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE95D00G20130614