安倍ちゃんとネトサポの得意技「自分を批判する者は『左翼』か『朝鮮人』に決まっている」

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1 ボルネオヤマネコ(神奈川県)

2000年6月と8月、安倍さんの後援会事務所や自宅敷地内の倉庫兼車庫に火炎瓶が投げ込まれるという事件があった。
当時、内閣官房副長官に抜てきされ若手としてメキメキ頭角をあらわしていた安倍さんは、
「北朝鮮の陰謀だ」なんて周囲に言っていたという。

ところが3年後、パクられたのは工作員ではなく、北九州を本拠地に置く工藤会の組員たちだった。しかも、彼らがゲロッた「動機」がマズかった。

安倍事務所の秘書から、下関市市長選に出馬した古賀敬章氏について、「在日朝鮮人」とか
「北朝鮮の金正日の手先」などという誹謗中傷した怪文書をバラまくという仕事を請け負った彼らは、それをきっちりやり遂げた。

業界で言うところの「裏選対」というやつだが、この報酬が待てど暮らせど安倍事務所から支払われない。
ヤクザをダマすとはいい度胸しているじゃないかということで犯行に走った、というのだ。

ちなみに、この時、古賀氏を破って市長になったのは、先日の参院補選で見事に国政にまでのぼりつめた江島潔氏である。
以前この時事日想でも触れたように、江島氏の選挙は、安倍事務所の全面バックアップでやっている。

自分を批判する者は「左翼」か「朝鮮人」に決まっている――。タカ派でありながら在日社会とも近しいという
絶妙なバランス感覚をもつ政治家なのに、なにかとつけて「右」と「左」というベタな対立にしてしまう。
こういう“うっかり”が安倍さんには多い。一議員ならば、それもご愛嬌だが、首相という立場で憲法改正のかじ取りをしている今、
「安倍ちゃん、ウケるんだけど」というノリにはなれない。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1306/11/news030_2.html