マクエルハトンさんは「ディスエーブルの責任」と表現した。
「レストランはすべて障害者にとってアクセス可能とふるまうことは傲慢ととられるかもしれない。
介助の訓練を受けていない人が運搬中に障害者を落とせば、訴訟沙汰になる恐れもある。
彼のキャンペーンはそうしたことへの恐れを広げることになるかもしれない。僕なら介助に慣れた友人と一緒に行っただろう」
英国では、役所や図書館、大学など公共施設は平等法で障害者用スロープやリフトの設置が義務付けられている。
マクエルハトンさんらはアクセス可能な劇場、映画館、レストランの数をさらに増やすよう働きかけている。
「インターネットで障害者がアクセス可能なレストランを紹介するなどのサービスも役に立ったかもしれない。
(乙武さんに)ツイッターのフォロワーが60万人もいるなら、バリアフリーを社会的な重要人物に求めることもできたでしょう」
バリアフリーは社会全体で取り組むもので、十分な施設やスタッフが整っていない個人のレストランにそれを求めるのは難しいというのがマクエルハトンさんの考え方だ。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20130521-00025090/