「空腹、限界だった」 粘りの職質、強盗防ぐ 藤枝
(2013/4/26 7:44)
藤枝市前島のコンビニ店付近で24日夜、包丁を隠し持っていた無職の男(43)が強盗予備容疑で逮捕された事件で、
男に声を掛けた藤枝署員は、30分間に及ぶ粘り強い職務質問の末、男に強盗の意思を自供させ、被害を未然に防いだ。
職務質問したのは同署地域課の八木克明巡査部長(34)。店舗の軒下で、
上着のフードを深くかぶったまま立っていた男を不審に思い声を掛けた。
「何もしていない」と会話を拒む男に、八木巡査部長は仕事や暮らしぶり、家族の様子など、
さまざまな問い掛けを続けた。徐々に言葉を返すようになった男は、所持品検査の求めに応じ、
リュックサックの中から包丁を取り出して、「コンビニで強盗をするつもりだった」と自供した。
男はその場で現行犯逮捕された。県警によると、2週間ほど前から路上生活をしていたとみられ
「腹が減って限界だった」と供述しているという。
http://www.at-s.com/news/detail/618044855.html