日銀が来週4・3兆円を資金供給 国債市場の沈静化狙う
日銀は11日、金融市場に対して週明け15日に計4兆3千億円の資金を供給すると通知した。1日の供給
規模としては、東日本大震災後の2011年3月23日の5兆円以来の大きさとなる。
新たな金融緩和を4日に決定した後に続いている国債市場の混乱を落ち着かせるのが狙い。これまで
公表してこなかった長期国債の買い入れ日程を、事前に発表する異例の措置も打ち出した。
日銀は金融緩和のため新規国債の7割を買う方針を打ち出したが、買い入れ通知のタイミングが不透明
だったことから思惑的な売買が膨らみがちだった。特に1〜5年程度の国債利回りが急騰し、市場全体の
値動きを不安定にしていた。
このため、市場の動揺を抑える対策として4兆円超の大規模な資金供給に踏み切るとともに、次回の国債
買い入れ実施日を12日に通知すると表明した。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130411/fnc13041118190015-n1.htm