今度選出される法王が「最後の法王」だという話がある。オカルティストたちの間では有名な書である
『聖マラキの預言』に、次の法王が最後だと書かれているというのだ。
『聖マラキの預言』という預言書が世に出てきたのは16世紀末。聖マラキは12世紀ごろに活躍した
アイルランドの大司教で、このマラキ著した書にそうした記述があるというのだ。
ただし『聖マラキの預言』の原本などは存在せず、16世紀末になって修道士が書いた著作の中に、
そのような預言があったと記されていたとの伝聞話なのだ。
さて、そのノストラダムスならぬ『聖マラキの預言』では、ベネディクト16世の次の法王は何とされているか。
以下に『ウィキペディア』に掲載されている「最後の法王」の文を引用する。
「ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座するだろう.。」(In p'secutione. extrema S.R.E. sedebit.)
「ローマびとペトロ 、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。終わり。」
「極限の迫害の中で着座する」とか、「様々な苦難の中で羊たちを司牧する」という言葉は、
たしかに現在のローマ法王庁の苦境を物語っているようにも思える。「7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る」
という表現は、黙示録を初めとしてダニエル書やエゼキエル書等々に書かれている「最後の審判」につながるものと考えていいだろう。
そしてその後に「終わり」と記されている。
この「終わり」についてもいろいろな説がある。世の中が終わる、人類の最後だという説もある。
キリスト教社会が終わるという説もある。もっとも納得されている説としては、ローマ法王庁が終わる、
法王という存在が終わってしまうというものだ。そんなに恐ろしい話ではないとする説もある。
マラキ大司教による法王の預言がここで終わり――法王は続くが、マラキが預言を終えてしまったという説だ。
http://www.gyouseinews.com/index.php?option=com_content&view=article&id=238:2013-03-13-02-08-03&catid=37:2009-07-08-21-58-00&Itemid=53