沖縄・辺野古移設、地元の漁協「99%合意」 対岸の漁協「反対。堪忍袋の緒が切れた!」
辺野古移設、対岸の漁協が反対決議へ 「漁場が荒れる」
【谷津憲郎】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先とされる名護市辺野古の
対岸にある宜野座(ぎのざ)村漁協が3月にも集会を開き、移設反対を決議する方針で
あることがわかった。移設されれば漁場が荒れ、生活できなくなると訴えている。
政府は26日、埋め立て工事への同意を求める要請書を名護漁協に提出。同漁協は
「99%合意になる」と前向きだ。宜野座村漁協の城間盛春(しろませいしゅん)組合長は
反発。「県知事や市町村長が移設に反対しているからと静観してきた。事態が動き始め
ており、堪忍袋の緒が切れた」と語った。
沖縄本島周辺の沿岸漁業権はブロックのように分割されている。埋め立て工事は、名護
漁協が権利をもつ「水域5号」内で予定されており、政府は漁業補償の交渉を進めている。
一方、宜野座村漁協は近隣の漁協と共同で、その南に隣接する「水域7号」の権利を持つ。
埋め立て予定地ではないとして補償対象になっていない。
http://www.asahi.com/national/update/0226/SEB201302260048.html